「誰でもなれる海外投資家」のセミナーで講師を務めた粟飯原順塾長は、IFAという資格を持っているとのことだった。これは「インデペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー」の略で、訳せば独立した投資アドバイザーということになる。
容姿はお坊ちゃん風な育ちの良さを漂わせながらも、イントネーションは時折、関西訛りになる。何や、ワイと同じやんかと思い、渡された資料のプロフィールをチェックしたら兵庫県神戸市出身やった。神戸人はイヤらしいんや。同じ関西なのに「大阪とは違う。大阪人と一緒にせんといて下さい」というのが定番や。
さらにプロフィールを読み進めると、大阪教育大学教育学部卒業とある。オイオイ、国立大学やんか。大教大といえば昔の大阪師範学校。昨年末から始まったNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)で、阿部寛が演じている秋山好古(元陸軍大将)の母校や。バルチック艦隊を破った秋山真之を弟に持ち、「日本騎兵の父」といわれた兄・好古と同じ学校を出ているんやから、ワイのような私立大卒はそれだけで尊敬の念を抱いてしまう。
しかもアラフォー世代は学歴偏重主義で育てられてきたため、国立大卒というだけで、粟飯原塾長が香港で取得したIFAという資格も偏差値が高く見えてくる。
「オフショア」の香港では、税率が日本とは比べものにならないくらい低いということ。また、海外で投資するには、まず香港に口座を作らなくてはならないというのが、塾長の説明で理解できた。
そして、海外投資家になるために、実に重要なことが一つ分かった。海外ファンドに申し込む場合、必ずIFA資格者から契約しなければならない、ということだ。さらに、香港に自ら足を運び、IFA資格者の説明を受けた後、自分で判断して契約を結ばなければならない。これが正当な手順だそうだ。
海外投資ビジネスに目をつけた悪徳業者の中には、IFA資格を持たないばかりか、日本で契約させるという暴挙に出ているそうだ。香港で契約させるという業者でも、法外な渡航費用を負担させるなど、被害者が続出しているようだ。おそらく、こういう業者に国立大卒など一人もいないのだろう。
恐るべし、秋山好古と同じ国立大卒のIFA資格者!
















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